社長メッセージ

伝統に甘んじない挑戦の心を持って。

私たちは食卓に感動と笑顔をお届けするため、昨日より今日、今日より明日と、おいしい西京漬けを日々追求し続けてきました。

奇抜なアイデアで一瞬の話題性を作るのは容易ですが、常に移ろいゆく世の中ではすぐに風化してしまいます。私たちは、奇抜さはなくとも、お客様に広く長く愛される商品を提供したいと考えています。そのために大切にしているのが、お客様に「感動」を与えること。感動は、想像を超えたものに出会ったときに感じるものです。そういった商品を提供するためには、歴史にあぐらをかかず、伝統を背負いながらも常に挑戦し続けることが大切だと考えています。「たゆまぬ創意工夫で明日求められるものを創造しつづけたい」という想いは、創業時から今日まで大切に受け継がれ、今の私たちを形作っています。伝統というと、「変わらぬこと」が大事だと思われるかもしれませんが、私たちは「変わり続けること」が伝統を作ると信じています。

近年、魚価の高騰や若者の魚食離れが進むなど、京都一の傳を取り巻く環境は大きく変化しています。これからは、本物だけが生き残る時代。この機を私たちのチャンスと捉えて成長するためには、会社と社員一人ひとりが具体的なビジョンを持つことが重要です。100周年を迎える2027年に向けた中長期計画策定には、その思いが込められています。「食文化を通じた感動を 京都から世界へ」という理念のもと、これからも現状に甘んじることなく、海外事業などの新しい分野にも積極的に挑戦していきます。自分で考え、行動することで新たな価値を生み出す。そんな熱意と気概に満ちた皆さんと一緒に仕事ができるのを楽しみにしています。

代表取締役社長 秦 健二

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