前職は百貨店に勤務していたのですが、薄利多売でなかなか利益率が改善されず、自分の手で利益を生み出したいと考えるようになりました。そんな時に京都一の傳で原料購買業務の求人があり、利益に直結する部門で働きたいと思ったのが入社のきっかけです。また、自社で誇りをもって作り上げた商品が世に出回ることへの魅力を感じたことも一因です。

現在は製造部に所属し、部内の統括及び原料購買を担当しています。皆で協力しあいながら、よりお客様に満足していただけるようなものづくりに励んでいます。
仕事をする上で常に意識しているのが「自分の仕事が誰かのためになっているかどうか」です。お客様からほめていただいたり、上司や部下から感謝されたりした際は、やりがいを強く感じます。

できる限り魚の廃棄部分が少なくなるように、それぞれの形状や切り方に最適な原料を手配するには、緻密な計算が必要です。論理的に数値で物事を考えることがポイントになるのですが、水産加工業でそこまでの数値計算が必要だとは思わず、初めは苦戦しました。自分の業務が会社の利益に直結することを改めて理解し、責任をもって日々の業務に取り組んでいます。

今までの枠にとらわれない商品の製造を提案・実現していきたいです。会社の利益のためには、より多くのお客様から支持されることが不可欠。そのため、もっと満足感の高い、付加価値のある商品が求められます。今後は既存の商品の品質維持だけでなく、新魚種や西京漬け以外の形態など、お客様のニーズに合った商品を提供したいと思います。