以前は大手鉄鋼メーカーで人事を担当していましたが、大きな組織の一員として働くよりも、様々なことに挑戦できる環境で自身のスキル・能力を高めたいと思い、転職を決断。
前職の海外派遣で中国に滞在し、中国経済のめまぐるしい成長を肌で感じて、世界経済の変化のスピードに驚くとともに、「グローバルな市場活きる日本の強みとは？」ということを強く意識するようになったこともきっかけの一つです。西京漬けは、生魚が苦手な外国人にも食べてもらえる、伝統的な京料理です。京都一の傳の商品に、世界でも通用する競争力の高さを感じて入社しました。

メインの業務はお客様の購買動向の分析です。お客様の購入頻度や購入目的、購入金額や購買商品の組み合わせなどの膨大なデータを分析して、効果的な販促に活用しています。また、役員を補佐する形で、各種事業の企画立案も行っています。
データ分析をしていると、売上などの目先の数値目標にとらわれてしまいがちですが、常に会社全体を見渡し、10年先を見据えて企画提案するように心がけています。

西京漬けの原材料調達や製造を安定的に行うためには、お客様に販促のダイレクトメールを送る時点で商品の受注数量を予測する必要があります。その予測がぴったり実際の受注数と合っていた時は嬉しかったですね。過去の販売実績や経済状況など複雑に絡み合った要因から正解を導き出すのは決して容易ではないですが、その難しさこそ醍醐味だと思っています。

前職で経験した海外派遣の時からずっと取り組んでみたかったのが、事業の海外展開です。西京漬けは海外の和食料理店では人気のあるメインディッシュであり、世界に通用する武器であると思います。通信販売網の整備や物流の安全性といった問題に対処しながら国ごとにビジネスモデルを構築し、京都一の傳の商品・サービスを通じて日本の食文化を世界に発信していきたいと思います。