西京漬はもともと、海から遠く離れた京の都でも魚を美味しく食べられるように
味噌に漬け込んだことがはじまりと言われています。
昔の西京漬は長期間保存を目的として作られていたため、塩味の濃いものが主流でした。
しかし、現在では冷凍技術や物流網の発達により、
塩分濃度に縛られない味付けが可能に。
素材の旨味を引き出すために漬けるという意味合いが強くなり、
多様な味の西京漬が作られるようになりました。
京都一の傳の西京漬はまろやかで、とろけるような味わいが特徴。
その秘伝の味は、時代や嗜好の変化に合わせて素材や製法を見つめ直し、
少しずつ進化させてきたものです。
例えば、塩分濃度は健康志向の高まりに合わせて徐々に低減。
塩分を控えながらも、素材の旨味を引き出す塩梅になっています。
京都一の傳で大切にしているのが、2週間に一度の試食会議です。
西京漬づくりに関わる職人たちと社長自らが集まり、
お客様からのお声やアンケートを参考に商品を試食し、意見を交わします。
ベースとなる京都一の傳の味は受け継がれているか。
お客様が求めている味とのギャップはないか。
職人の舌だけに頼らずに、お客様の声を尊重し、味や製法に調整を加えます。
皆様に長く愛される、本物の西京漬を求めて。
本場・京都で約100年ものあいだ受け継がれてきた伝統の技術に、
時代に合わせた細やかな進化を加える「ひと手間」が、
京都一の傳の変わらぬ美味しさを生み出しています。
食卓に広がる笑顔を想いながら、私たちは本物の美味しさを求めて、
ひと手間を積み重ねています。